眠っている間に見る夢には、今まで見たこともないような不思議なイメージが多く含まれます。それらは起きてすぐに忘れてしまうこともあれば、妙にリアルで記憶に残るときもありますよね。夢には、何かを自分へ伝えようとするメッセージが込められていることがあります。
そんな夢の持つメッセージを読み取って、自分の心理状況や先々の未来を探ろうとするのが夢占いです。登場したものや状況などで意味を判断し、近い未来に向けて準備を整えたり、心構えをしたりします。
この記事では、夢占いの考え方やメッセージの読み解き方を、具体的なイメージを交えて解説します。「どんな意味があるのか気になる」「メッセージを参考にしたい」という方の参考になりましたら幸いです。
夢占いとは?
夢占いとは、夢の中での状況やそのときに出てきたイメージなどを手掛かりに、心の状況などを読み解こうとする考え方です。夢には、それを見ている本人も自覚していない潜在意識が表れやすいと言われています。そのため、時には本人も分からないような感情に気づくヒントが隠れているかもしれません。
潜在意識はとても敏感で、普段の生活では気にも留めないようなほんの少しの変化にもすぐに気がついてくれます。その気づきを、夢という媒体を通じて伝えてくれるのです。本人もまだ分からない危険や、逆にチャンスなど、夢は多くのことを教えてくれるでしょう。
夢占いはそういったスピリチュアルな背景の他にも科学的にも検証されていて、科学とスピリチュアルの両面から発展してきました。必ず正解だという断言はできないため、ある程度の根拠がある部分に注目して、あまり信じすぎないようにする姿勢も大事です。自分の気持ちを整理するための手段として、夢占いを活用しましょう。
夢占いの種類
この項目では、具体的な夢占いの種類を紹介します。大きく分けると吉夢、凶夢、予知夢、警告夢があり、それぞれが違うメッセージを送ってくれます。どれが良いということではなく、それぞれが送ってくれるメッセージが持つ意味合いをしっかり理解することが重要です。
吉夢
吉夢は、チャンスや前向きな変化などの良い流れがくることを暗示する夢です。環境の改善や人間関係の進展を示すことが多く、これは心理的な余裕や成長があったということの表れでもあります。そのため、一時的なものではなく「良い波に乗る準備ができている!」ということを暗示していることが多いです。
吉夢を見たときは、近い将来チャンスが巡ってくるかもしれません。なので、このチャンスを見逃さないことが肝心です。しっかり行動に移して、より良い結果を得られるようにしましょう。
凶夢
凶夢は不安、ストレスなどからくる注意のサインです。現実世界でストレスを受けている場合、そのストレスが夢で強調されて登場してきます。ストレスがなくとも、心身の疲労が反映されてしまう場合もあるでしょう。
凶夢を見てしまったとしても、それは悪いことの前兆ではなく、身体が休息を求めているサインであると考えてみてください。自分の身体を見直して、必要であれば休息をとるためのきっかけになるかもしれません。
予知夢
何かの前兆や直観、未来予測などが含まれているのが予知夢です。とてもリアルで鮮明な印象があり、目が覚めた後も強烈に記憶に残っていることもしばしば起こります。
これはこれから実際に起こることの前兆であると解釈され、実際に理屈で説明できないような一致も報告されています。ただ本当に起こるという確証もないため、あくまで可能性の一つだと考え、万が一の事態に備えるために活用しましょう。
警告夢
警告夢は危機や失敗のおそれを伝えるためのサインです。現実で見て見ぬふりをしているときや、心身のバランスが崩れかけているときなどによく見られます。
この夢を見たということは、行動の見直しが必要なときであると言えます。警告夢は、無意識が自分に送ったブレーキのサインです。今の習慣や考え方などを見直してみましょう。
夢占いには、これらの種類があります。しかし、吉夢や凶夢も状況によって意味合いが変わることも多いため、その時の心身の状態と照らし合わせて解釈するほうがより効果的です。夢の受け取り方によって、未来の流れを変えられるかもしれません。
幸運をもたらす夢の例
幸運をもたらす夢は、前向きな変化が現われているサインです。運勢が動き出すタイミングが分かり、行動へつなげる準備がしやすいため、堅実に活かしましょう。
ここでは、代表的なものを5選ご紹介します。同じ内容が出てきていないか、チェックしてみてください。
富士山が出る夢
富士山が印象的に現れる夢は、運気の上昇や大きな成功を象徴します。富士山は日本の象徴であり、一富士二鷹三茄子と言われるように、昔から吉夢の筆頭として扱われてきました。長く温めてきた目標へ向かう力が整いはじめた段階を示すと言われています。
富士山の見え方によっても傾向が変わり、特に山頂や美しい稜線がはっきり見えていたなら要注目です。進んできた道に自信を持ち、次のチャレンジへ踏み出すタイミングを知らせているのかもしれません。
虹が出てくる夢
虹が出てくる夢は、崩れていた流れが整いはじめる暗示です。虹は雨と太陽が重なるときに現れるため、不安の中に希望が混ざり始めたサインと言えます。人間関係での誤解が解け、新しい縁が芽生えるケースもあるでしょう。
出てきた虹が鮮やかに弧を描いていたなら、理想が現実に近づく予兆はより強まります。複数の虹がかかっていたなら、ご褒美のようなチャンスが連続して訪れるかもしれません。
澄んだ水が出てくる夢
澄んだ水が印象に残る夢は、心の浄化が進んでいる状態を示します。水の状態は心理を反映すると言われていて、見え方次第で読み取れる心理状況も変わってきます。
透明感がある水なら雑念が減り、集中力が高まりやすい状況へ向かっているでしょう。流れる水が穏やかなら、過去の不安を整理する準備が整いつつあります。大きな湖や海が穏やかに広がる夢は、安心できる居場所が確保されつつある段階です。
金色の物を持っている夢
豊かさや成功を象徴する金色の物を手にしている夢は、自信や評価が高まるタイミングを示し、思わぬ形で収入のチャンスが届く場合があります。それが指輪やアクセサリーであれば、人との結び付きの強化へつながる解釈が可能です。
光を放つ鮮やかな金色だったなら、自己肯定感が上がっていることの兆しかもしれません。自分を大切に扱おうとすることで、運のめぐりが良くなります。
白い鳥が出てくる夢
白い鳥を見る夢は、心の純度が高まっている状態です。白色は浄化や新しいスタートを示し、鳥は希望や自由の象徴です。悩みから抜け出す準備が整っている可能性が高まります。
鳥が高く舞い上がる様子は、キャリアや人間関係で飛躍が起きやすいサインです。穏やかな印象であれば、心が前向きに整っている証拠とも言えます。
幸運をもたらす夢は、ただ期待して待つだけでは役割が果たせません。前向きな行動を支える後押しとして活かしてください。夢に勇気をもらったなら、小さくても進む選択を試してみると、準備してきた成果が現れやすくなります。
不運をもたらす夢の例

不運を象徴する夢は、悪い未来を決めつける材料ではありません。むしろ、気付かずに無理をしていると教えてくれています。
ここでは、代表的なものを5つご紹介します。同じものを見た方は、ご自身の状況を振り返ってみても良いかもしれません。
黒い蛇が出てくる夢
黒い蛇が現れる夢は、本心では疲れが大きくなっている状態を反映しています。黒は不安やストレスを象徴する色であり、とくに人間関係で抱えやすい緊張感が影響している可能性があります。
蛇がこちらへ近づいてくる印象なら、問題を後回しにしている合図です。気力を保つためにも、休息を早めに取り入れてください。
お金を落とす夢
お金を落としてしまう夢は、エネルギー不足を示します。実際の金銭状況とは関係なく、精神的な余裕が削られている背景が推測され、大事な選択や判断を急いでしまいがちな状況です。
もし財布を拾えない様子が続いたなら、周囲からの助けを受け取りにくい心境になっています。その場合は、頼ることができる手段をなにかしらか確保しておくと安心です。
事故に遭う夢
事故に遭う夢は、焦りや負担が限界へ近づいているタイミングで出やすいです。車などに乗っていて、スピードを出し過ぎている場面がしばしば象徴として現れます。
その時に、道が見えにくい、信号が乱れているといった印象があれば一層注意してください。気持ちを落ち着かせるためにも、優先順位のつけ直しを意識すると、心身への負担も軽くなるでしょう。
歯が抜ける夢
歯が抜ける夢は、自己評価の低下や体調面の不調を暗示します。歯は力や生きる根気を象徴するとされていて、特に人前での不安が強まるときに見られる夢です。
もし歯が抜けるときに痛みを伴ったなら、ストレスが身体へ影響しはじめている可能性があります。体調を顧みるタイミングととらえ、睡眠や食生活を整えるようにしましょう。
濁った水が出てくる夢
濁った水が出てくる夢は、感情が整理しきれず渦を巻いている状態を映します。澄んだ水は心の浄化を表し、その反対に濁りが強いほど迷いが積み重なっていることを表します。
水の流れが止まっていたなら、現状維持に固執している可能性が高まります。まず小さく環境を変える習慣から始めると、気持ちが軽くなりやすいでしょう。
不運を示す夢は、避けるべき危険の存在を早めに知らせてくれています。慎重に状況を確認し、適切に受け止め、現状の改善に努めましょう。夢の警告を活かして心身のバランスを整えれば、停滞感から抜け出せるかもしれません。
夢からのメッセージを活かすコツ
夢占いを活用するうえで大切なのは、夢からのメッセージを現実の行動へ結び付ける意識です。ここでは、日常生活でメッセージを活かすヒントを解説しますので、参考にしてみてください。
吉夢を見たとき
吉夢を見たとき、それはあなたが抱える迷いを乗り越え、次の一歩を踏み出す絶好の機会が訪れているサインです。運気が良い方向に流れており、物事が好転するタイミングかもしれません。
メッセージを活かしていくには、「小さくても何かを始める」という姿勢を持つことが大切です。苦手な人に勇気を出して話しかけてみたり、気になっていた趣味を始めてみたりするのも良いでしょう。具体的なアクションを起こして、現実も良い方向へ変えていてこうとする気持ちが重要です。
凶夢を見たとき
悪い夢を見たときは、つい暗い気持ちになりがちです。しかし、必要以上に落ち込む必要はありません。凶夢を見たときは、仕事やプライベートなどで何らかのヘルプサインが出ている可能性があります。
焦りや疲れが積み重なる前に、少し休むことも選択肢の一つです。無理のある計画を見直すきっかけにもなったり、現状を変えたりするきっかけになったりするはずです。
抱えている状況によっては、自分ひとりで解決できないこともあります。そんなときは、無理をせずに信頼できる友人を頼ったり、専門機関に相談したりするのをおすすめします。
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何らかのイメージが頻出するとき
頻出するイメージがある場合は、潜在意識からの重要度の高いメッセージである可能性が高いです。同じ内容を繰り替えし見ているときは、どんなタイミングで現れるのか、夢日記をつけてみましょう。日記をつけていくと、自分自身の心の変化も分かりやすくなります。
また、文字で自分の気持ちを整理すると、意識していなかった悩みなども目に見えるようになります。続けていくことで、より良い方向へ日常生活を進めるヒントになるでしょう。
まとめ
この記事では、夢占いの考え方や、夢が発するメッセージの読み解き方を解説しました。夢占いは、ただ当たるかどうかを試すための遊びではなく、眠っているあいだに浮かび上がったイメージを通して、自分の内側で何が起きているのかをそっと映し出すレンズと考えられます。
吉夢も凶夢も、あくまで自分の心が感じていることが夢を通してサインを出しているだけです。夢を通して自分の状態を知り、現実での行動につなげていくことが大切でしょう。実際に今何をするべきか、それを知るために、夢占いをうまく活用してみてください。
